次に目を開けて見えたのは自分の部屋の天井だった。 お母さんが学校まで迎えに来てくれたらしい。 「工藤君にお礼言わなきゃ」 保健室まで運んでもらっちゃったし、重かったろうなぁ… 時間を見ると7時15分― 今から準備すれば間に合う! パジャマから制服に着替えて鞄を持って家を出た。 もちろん、顔とかちゃんと洗ったからね! 「行ってきます!」 玄関のドアを勢いよく開けて外にでた。