「雅…?」 遠慮がちに声を掛けたら雅は振り向いた。 そして… 「樹里、見た? 見た? さっきの二人! ヤバくなかった? ヤバかったよね! 工藤双子! 太陽君も時雨君もカッコいいぃー!!!!」 興奮しながらこっちにくる、なんか怖いよ雅ー。 「あの二人工藤君って名前なんだ…」 「えっ! 樹里初めて知ったの?」 あたしがうん、と答えると雅は驚いていた。