「はぁ? んなこと俺に聞くなよ」 双子なのに何が違うんだよ。 あ…。 「雨だ」 時雨は昔から雨が好きだった。 逆に俺は晴れの日が好きだった。 「俺、迎えの連絡してくるから」 「あぁ、頼む」 時雨はそう言うと分厚い本を取り出して読み始めた。 俺は教室を出て階段を降りて電波の良い所を探していると、さっきの女子たちがいた。 こりゃみつかったらヤバいな。