SUN or RAIN ①





「前、お前が同級生の男子って言ってくれたの覚えてるか」



「うん……」













「家のこととか昔のこと話した時に泣いてくれたのは樹里……お前だけだった。



俺はモノじゃないって
俺のことちゃんと見てくれてるって




そう言ってくれるだけで俺は生きていいんだと思った。




でも、あのことがあってからは太陽には何も言わなくなったんだ。