「前、お前が同級生の男子って言ってくれたの覚えてるか」 「うん……」 「家のこととか昔のこと話した時に泣いてくれたのは樹里……お前だけだった。 俺はモノじゃないって 俺のことちゃんと見てくれてるって そう言ってくれるだけで俺は生きていいんだと思った。 でも、あのことがあってからは太陽には何も言わなくなったんだ。