それからの帰り道、雅は¨むじかく¨とかなんとかぶつぶつと言っていた。 無地書く? なんかの宿題? 「雅? 大丈夫?」 「大丈夫、大丈夫…あたしより樹里よ」 「え? あたし?」 あたし何かしたっけ? 見に覚えが全くないんだけど。 「いや、気にしなくていいから」 それから何を聞いても気にしなくていい、の一点張りで教えてくれなかった。