要は腹を抱えて笑いをこらえて、「い、いってらー」と手を降った。 絶対楽しんでる……。 俺は要を一睨みしてから樹里の後を追った。 「率直に言うけど」 ここか…。 非常階段はひんやりしていて暑いこの時期にしては珍しい。 俺は隠れて様子を伺う。 確かあの3人は……ファンクラブの……。