SUN or RAIN ①





要は腹を抱えて笑いをこらえて、「い、いってらー」と手を降った。




絶対楽しんでる……。



俺は要を一睨みしてから樹里の後を追った。












「率直に言うけど」




ここか…。



非常階段はひんやりしていて暑いこの時期にしては珍しい。




俺は隠れて様子を伺う。



確かあの3人は……ファンクラブの……。