SUN or RAIN ①





「…ケチ」



小声で呟いたつもりが聞こえていたらしく、睨まれた。



ひぇっ、睨まれた!



でも不思議と怖くは無かった。



「…何笑ってんの」



え? あたし、笑ってたの?



突然男の子が本を閉じ、窓のほうを見た。



「雨…上がったな」



その一言であたしも外を見る。



「本当だ…



あたし、雨好きなんだ。
雷だけは苦手でね……いつも布団にくるまって回避してるの」