「あ!」 あたしが好きな作家の木村英彦さんの本だ。 男の子はあたしが急に声を上げたから驚いていた。 「木村英彦さん、あたしも好きなんだ!」 「ふーん」 「その本は読んだことないなぁ…。どんなお話しなの?」 木村さんは、いろんなジャンルの話を書く方だから今回の話しも楽しそうだな。 教えてくれるのかと思ったのに、自分で読めって言われた。 教えてくれたっていいじゃん。