俺はそればっかり考えて本の内容なんか入ってこなかった。 そこに太陽が入ってきて隣に座った。 太陽はソファにあるケータイをチラチラと見ている。 樹里からのメール待ってるのか…? 樹里に対する太陽の異常なからかい――。 からかいじゃなくて本当に好きなんだろうか…。 机にはお袋の作った料理が並べられ食べ始める。