「あ…」 俺は無意識の内に強く握ってしまっていた。 手を離すと握ってた所が赤くなっていた。 あ…どうしよう。 キョロキョロ見渡したら公園が目に入った。 「ちょっと待ってろ」 俺はハンカチを濡らしてきて早乙女の腕をそっと持ち上げた。 ハンカチを当てていたとき申し訳ない気持ちで一杯になった。