「真由ちゃんどうかしたの??」

「なんか、事情があるらしくて・・・。」


パパは詳しくは教えてくれなかったけど、私がいやなら断ってもいいといってくれた。


「うぅん、私やるよ。昴と京菜は大切な従兄弟だし。」

「そうか。優子は優しいな。」


パパが微笑む。
私も自然に笑顔になった。


<ピンポーン>

「・・・来たみたいだ。」

「パパ、私が出るから先に寝てなよ?」

「・・悪いな。」


最近パパは体調が悪いらしく・・・。


「真由ちゃん。昴、京菜、いらっしゃい。まずは手を洗ってね。」

「「うん!!」」

「優子ちゃん。ごめんね?私の勝手で。」

「いいの!私、真由ちゃんのこと好きだから協力したいし!」


そういうと、真由ちゃんは静かに話した。


「・・・私ね。実は直弥と離婚するんだ。それで直哉に預けるの。これから優子ちゃんとは会うけど、直弥とは会わないの。」

「・・・真由ちゃん。」

「・・じゃあ、また会いにくるからよろしくね?」


そういうと足早に出て行った。

なおくんと離婚しちゃうんだ。


「優子姉ちゃん!ご飯は?」

「あ、今準備するね!じゃあお風呂に入ってきてくれる?」


従兄弟は、昴が5歳、京菜が6歳の年子。

でも、昴のがしっかりしてるかも。


「ご飯出来たよ!」