つぶやいた瞬間、

くくっっ

笑い声…?ばっと後ろを向く、

「優斗かー…」

私は後ろ向きで歩きながらそういった。

横山優斗
同じクラスだ。
顔もそこそこ良くて、女子には優しいらしい。私には優しくないけど。



「なんで、そんな彼氏欲しいんだよ」

まだ笑っていた。

「はぁ?あんたになんて、教え…」
「危なっ…」




《どんっ》
あ、後ろ向きで喋ってたから自業自得かぁ、 
「いったぁ、、」
頭打ったみたい。頭をさすさすしてたら、

こういうのって、運命の出会いとか漫画でよく、あるんじゃ…

「大丈夫ですか?」
すっと私に手を出した。

待ってましたぁー!
「はい!」
手を出した。

じー…!

顔を見た。
目はくりくり、髪の毛とかくせ毛っぼくて…なんか犬系男子的な。
顔はでも整ってる…かな。
モテそうな…感じ。

「あ、ありがとうございました。」

スクバをとり、制服についた砂や土を払った、

「あの!いきなりですいませんがメアドこーかんしてくれませんか?」

え?
えーー?
突然の出来事。
とりあえず、なんか、こーかんしといた。

バイバイって手されたから、こっちもバイバイした。
そしたら、にへって、笑って、去っていった。


「なんだったんだ今のは、、」
優斗はずっと、後ろで見ていたみたい。

「私もわかんない。。」

私達はあっけらかんとその後ろ姿を見ていた。