「実音ちゃんは甘えん坊だね~」 なんてからかいながら、お兄ちゃんは優しくあたしを包み込んでくれる。 そんなお兄ちゃんをどんどん好きになってっちゃう。 「早く家帰ろ?ここじゃ人目につくし。」 あたしはお兄ちゃんの腕のなかで小さく頷いた。