「「「「ええぇぇぇえええ」」」」
家族の叫び声がリビングに響く
「だっだれがこんなものを!」
「あたしじゃないわよぉ」
ママが言う
「俺じゃないさ」
パパが言う
「あたしじゃないって」
理奈があたしを見つめる
その家で次の日からこんなことが何度も繰り返された。
ご飯にけしかすは当たり前
時に味噌汁は泥水
他にも
お茶にホコリ
パンには必ずたっぷり削りかす
などなど
すっごい嫌がらせ
もう慣れちゃった
~ある日~
「もうやめてよ!誰なの?」
「パパ、ママもう言っちゃっていい??」
パパとママがうなづく
「実はぜーんぶ。パパとママとあたしなんでぁぁぁ」
「そっそんなぁ・・・・・。理奈の事信じてたの…に。」
「信じたお姉ちゃんが悪いんだからね~~」
「りっ理奈。ひどいよ!ずっとずっと、ずっとずっと信じてたのにぃ!!」
「馬鹿じゃないの」
ママが言う
「ママなんでこんな子産んだんだ!」
パパが言う
「あたしだってこんな子望んでなんかいなかったわよぉ」
ママとパパが言いあう