あたしは、理奈を探した、でもいない


「おねえちゃん」

「あっ理奈!」

「部屋荒らされてたんでしょ」

理奈は半笑いで言う


「うん。誰だと思う。」

「わかんないの?あたしだよ。」

理奈はにやりと笑った

「え!!」


「なんでそんなことすると?」


「お姉ちゃんの事が」

「あたしの・・・ことが・・・・」


「嫌いだから」


「え・・・・」


「でっでも、一緒に学校言った時、「お姉ちゃん大ーー好き」って言ってたじゃん」


「フッン。あたしがそんなこと言うと思う??」

「だっだって、いっつも慰めてくれてたりしたし・・・・。」

「あたしお姉ちゃんの事、大っきらいなんだよねぇ~~~~」


「そっそんな」


「そんなんもわかんないなんて」

「おねえちゃん。」

「馬鹿だね。」

理奈が冷たく言い放つ



「あたし、理奈の事だけ信じてた」


「本当に、馬鹿だよね。」


「もしかして理奈、由菜たちに、あたしを嫌いにならせるようなこと言ったの!だからあんなことになったの!?」


「え?」


「とぼけないでよ!!」