だんだんと冷たくなる華夜。 怖くなって抱きしめる力を少し強めた。 息はちゃんとしている。 自分に大丈夫だと、強く強く言い聞かせた…… ピーポーピーポー しばらくして救急車が来ると 救急隊員が華夜を救急車に乗せた。 「この方のお連れの方ですか?」 「…はい」 そう言うと俺も救急車に乗るように言われ、 俺も華夜と一緒に救急車に乗り込んだ。 お願いだから、無事でいてくれ… 俺は華夜の小さい手を握った。