【結人side】
全ては俺が悪いんだと思う。
いや、こんな大事になったのは確実に俺のせい。
吉田(マキコ)に
「1回だけだから!1回キスしてくれたら諦めるから!」
そう言われ、最初は頑なに断っていたが諦めてくれるなら1回くらいいいかと思い、キスをした。
「結人、おそ……え…?」
聞き覚えのある愛しい人の声。
俺は慌てて吉田と重なっていた唇を離した。
華夜が泣きそうな顔をしていることがわかった。
俺は謝った。
華夜は走ってその場から去った。
「―…っ!」
俺は華夜を追いかけようとした。
「結人くん、ご、ごめんね!!」
吉田は本当に悪かったなという顔をして謝ってきた。
「いーよ!」
そう言い俺は、華夜を追いかけた。
街中を走り周り、華夜の家にも行った。
どこにもいない。
唯一行ってない路地裏に向かった。
いないだろうと思いながら。
小さく、震える声で俺の名前を呼ぶ声が聞こえた。
俺は華夜の名前を呼んだ。
もう一度名前を呼ばれた。
見つけた……
何か違和感がある。
服が、ボロボロだった
唇を思い切り噛みしめたのか、
血がでていた。
ほっぺたにはさっきまでなかった痣もあった。
見るに耐えない姿……
一目で誰かに犯されたということが分かった。
早く見つけていたらとか、
俺があんなことしなかったらとか。後悔することしかできない。
辛くなって俺は立ち去った。
辛いのは、華夜だったのに。
俺は世界一最低だ。
全ては俺が悪いんだと思う。
いや、こんな大事になったのは確実に俺のせい。
吉田(マキコ)に
「1回だけだから!1回キスしてくれたら諦めるから!」
そう言われ、最初は頑なに断っていたが諦めてくれるなら1回くらいいいかと思い、キスをした。
「結人、おそ……え…?」
聞き覚えのある愛しい人の声。
俺は慌てて吉田と重なっていた唇を離した。
華夜が泣きそうな顔をしていることがわかった。
俺は謝った。
華夜は走ってその場から去った。
「―…っ!」
俺は華夜を追いかけようとした。
「結人くん、ご、ごめんね!!」
吉田は本当に悪かったなという顔をして謝ってきた。
「いーよ!」
そう言い俺は、華夜を追いかけた。
街中を走り周り、華夜の家にも行った。
どこにもいない。
唯一行ってない路地裏に向かった。
いないだろうと思いながら。
小さく、震える声で俺の名前を呼ぶ声が聞こえた。
俺は華夜の名前を呼んだ。
もう一度名前を呼ばれた。
見つけた……
何か違和感がある。
服が、ボロボロだった
唇を思い切り噛みしめたのか、
血がでていた。
ほっぺたにはさっきまでなかった痣もあった。
見るに耐えない姿……
一目で誰かに犯されたということが分かった。
早く見つけていたらとか、
俺があんなことしなかったらとか。後悔することしかできない。
辛くなって俺は立ち去った。
辛いのは、華夜だったのに。
俺は世界一最低だ。
