朱音が不思議そうにこちらを見ている。


握った手は、緊張しているせいか


少し強ばっているが、小さくて温かい。


「朱音…オレはオマエが好きだ!!


本当は先に言いたかった……


でも、自信がなかったんだ。


ごめん……」


『も』ではなく『は』なんて言ったのは、


そのせいだと思う。