クローバー


「いや…それが、ふとんに入ってから


『これも要るよな』とか思って


どんどん詰めてたらこんなことに……」


目をそらしながら、言い訳がましく言う。


そこで一喝!!


「あんたはキャンプ前日の小学生かッ!!


楽しみで楽しみで仕方ないって感じ!?」


あたしもそうだけど……


幸い、朱音の目の下のクマは、


明後日の方向を向いているサクには


見えなかったようだ。


横の2人はもちろんニヤニヤしているが……