これでも好き?



私の大好きな、



純弥先輩から。



「先輩!!!」


気づけば必死で叫んでいた。

「先輩!!!」


でも、届かなかった。


キィィィィィィ―――


私の声は、電車のブレーキ音と

ドンッ!!

という大きい音にかき消された。