自分の席につき、一息つく間もなく、

後ろの子が話しかけてきた。

「ねぇ〜ねぇ〜♪名前なんて言うのぉぉぉ???」

今まで見たことはあったけど話したことがなかった子。

ちょっと香水がきつい匂いがする。

髪はウェーブがかかっていて、杏理に近いけどちょっと明るい髪の色。

でも悪くは無さそう。

話してみよう!と心に決めた。


「あたしかなぁ??」

「うん!!そうだよーん」



「えっとね〜杏理!生田杏理だよぉ♪そっちは??」

「うちは瑠奈だよーん♪宇佐見瑠奈だよ!!!!仲良くしてちゃ」

と言いつつベロを出す、

瑠奈のしぐさが少し照れ臭く見えた。のは……


どうしてだろう。