「お!!お客さんかい?」

俺が刀屋について刀を眺めていると

奥から店の主人らしき人が出てきた。

「いらっしゃい、

ゆっくり選んでってくれよ」

店には色々な形・長さの刀がある。

その中で俺は店の端に置いてあった

少し細身の刀を選んだ。

鞘と刃・柄の部分が薄花桜色で

柄とその他の部分は珊瑚色でとても綺麗な刀。

脇差しはそれと対の色になっている。

「すみません、これを貰えますか?」

刀を持って主人の所に行くと

驚いたように「その刀が持てたんですか!?」

と声をあげた。