「……ここ、どこ?」 電車を降りて間もなく、あたしは道に迷った。 入試のときは普通に行けたのに……なんで!? 周りを見回してみても同じ制服の人はいなくて、たまに自転車に乗ったおじちゃんおばちゃんが通るだけ。 自転車だから道も聞きづらい。 いつの間にか人気のない路地に出てきてしまった。 「どうしよ……っ、行けないよ……」 道はどんどん狭くなってきて、空も小さくなる。 それと同時にあたしの不安は大きくなった。 考えろ……考えるんだ、打開策がどこかにある!