この人痴漢です!


「……さて、お遊びはここまでにしようか」


「えっ?」


「あっ、君は今朝の……!この道、やっぱり気に入った?」





羽生先輩は表情と声色をガラリと変えて、爽やかに言った。


は?
何を言ってるの、この人。






「周り見ろ。裏道抜けたぞ」




耳打ちされて気づいた。


くそぅ、猫被りやがって……とんだサドエロ痴漢野郎っ!!







「それとも、さっきの本気にしたの?河北サン」


「そんなんじゃ……うぅっ」





すっかり優等生な顔の先輩。


ニコニコ笑って、じゃ一緒に帰ろうかと言う。