それから、一週間後、体格のガッシリした、見知らぬ人が、大きな箱を下げて、我が家にやって来た。
青山の工事現場の責任者だという。
手違いで、壁の石が崩れ落ちたのだという。

そのときは、思わなかったが、日が経つにつれて、一歩間違えば、死んでたんじゃないかと思うようになった。