あの日は特に苛々して誰でもいいから殴りたかった。 適当にバイクを走らせ、目についた公園に入るとベンチに1人女が座ってる。 何時もなら気にも止めないのに何故か気になって女が居るとこに足をむけていた。 近づいてみるとその女は顔を青くさせていて体調が悪いのが見てとれる。 よほど気持ち悪いのか必死に耐えるような顔をしている彼女は弱々しい… 放っておいたら消えてしまうのではと… 俺は声をかけずにはいられなかった。