4LOVE!

「私もね、そのときはみんなの役に立ちたいってだけだった。それでリーダーシップとって、引っ張ってた。うぅん、つもりだったの。」

「つもり?」

「そう。みんなは私のことを嫌がってた。それでね、ある日気づいたの。物とかがなくなるなって。」

「それって・・・。」

「うん、いじめの始まり。」


それで、私は触られるのが怖くなった。


「それからいじめがひどくなって、ビニール袋で息を・・・。ってこともあったし・・。悠斗くんは大丈夫?」

「・・・・・。」


??


「まだ軽くてよかったです。愛子センパイが。」

「まだひどいの?」

「俺は、カッターで顔を切られました。」


ひどい。。。。


「大丈夫じゃないよね。それは私が一番わかってる。」

「あの、愛子センパイ。俺今日頑張って行きたいと思います。」

「・・そか。」

「それで、ついてきて欲しいです。それで、俺が抵抗するのをみてほしい。俺の成長を。」

「・・・了解!」


それから、学校にいって、2年の教室に向かった。


悠斗くんへのいじめはひどすぎて、目を背けたくなるような感じだった。


「お前ら!こんなことする暇があるなら努力しろよ!そんなんだから選抜されないんだよ!」


悠斗くんすごい・・・。


「・・んだと!てめぇ!」

「やめて!!」

「な、」


私はとっさに前に出た。


「悠斗。てめぇ女が出来たからかっこつけてんのか?」

「・・・。」


もう我慢の限界だった。