「俺の大好物…」

刀についた血を指でとりフェートは舐めていた…

「神の血って甘いんだねー?さすが…神の力を持ってるよ…」

「どこでそれを…」

「えー?教えなーい…」

俺が神の生まれだと誰にも話していない…神といっても死を司る神ということも…

「食べちゃお!」

「フェートちゃんと残しておけよ?お前は食べ過ぎだ…」

「わかってるって…」

フェートの口が首筋に触れたと思うと牙が皮膚を貫き肉に刺さる…

「いっ…」

普通なら痛みなど与えないやり方が普通だがこいつらは違う、苦しみを与えそれを喜ぶ…狂った奴だ…

血が首から腕、腹にも流れていく…

俺はここで意識を手放した。