ー黒陽ー


ようやく“黒陽”のシステムも理解し

リオさんに毎日怒られっぱなしの生活の中での初任務


リオさんは、キャンセルしろと言った



まだ慣れていない生活で
しかも初めての一人の仕事

本来新人は最初の任務は先輩と行くものだけど
その時は人手が足りなかったらしく一人で行くことになった

リスクは承知していた
それでも私は受理した



それは私が焦っていたから



私には、時間がない

早く死者の魂を一定数以上看取り


私の夢を叶えないと





だから無理をいって仕事を受け
教育係だったリオさんにフォローをお願いして
人間界に降りた