「とにかく、作戦を開始しよう」

「よし」

「気をつけてな」

 黒ローグが立ち上がり、建物に向かった。

 その背中を見送ったチョーカーとオリジナルが、建物の裏口に向かう。

「……」

 残されたネリネは、みんなの無事を心から祈った。