新しく加わったローグは思いの外、一同を怪訝にさせた。

 彼らしくない青い宝石のピアスが耳を飾っていて、服装もなんというか──

「チャラい……」

「みんな真面目っぽいねぇ~」

 ぽいじゃないわよ、あんたホントにローグなの?

「なるほど、ズレが大きくなるとこういう俺も存在するんだな」

 黒ローグが納得した。

 否定しようがしまいがその世界のローグである事に代わりはないのだからして、認めざるを得ない。

「とりあえずあなたはチャラローグね」

「なんだよそれぇ~」

「いいから、説明するぞ」

 3人のローグが新しいローグに説明を始めた──