嬉しくて笑顔を浮かべ足を弾ませた。

 しばらくそのまま押して歩いていると、再び前からローグが歩いてくる。

 わお! また会えたよラッキー!

「おはよう~」

「ああ、おはよう」

 すれ違う瞬間に、はたと気がつく。

「あれ? なんで前から来るの?」

 違和感に首をかしげた。