「これ」

「!」

 小さなピンクの箱を無言で受け取り、視線を上げる。

 ローグも何も言わず、ネリネを見つめた。

「……」

 そうしてしばらく考えたあと、ネリネは箱を開ける。

「!」

 金色の台座にはめ込まれているものは──