──そうして、あっという間にその日が訪れた。

 両親は旅行には行っていないものの、2人仲良く買い物に出かけた。

 どうやら、避けられない運命にあるらしい。

 家が壊されるのは嫌だな……と、ローグは庭に出た。

「!?」

 以前と同じく突然、眠りの魔法をかけられて連れ去られてしまう。