うう…ここはぁ?
和也さんの家?
えっと…
思い出そうとする、だけど、何も思い出せない…
足元に重みを感じ、上半身を、起こす
手には点滴の跡…多分輸血したあとだろう。
「う…ん?起きたか?…」
足元で眠っていた和也さんが、目をこすりながら体を起こす
「すみません!…私 …また、迷惑掛けてしまって…」
「全然、いい、それより…またあいつに…」
「…………」
どう答えたら…いいんだろう
「なぁ…もう、いいぞ。学校いかなくて。」
優しく言ってくれる、けど、どう答えたらわかんなくて、
「………」
無言で下を向く
「俺、もう嫌なんだよ…お前が、傷つくの…嫌なんだよ…」
声だけで、泣いているのがわかる。
どうして、どうして、優しくしてくれるの?
「…わかりました…だけど、私、どうしたら…」
学校にいかなかったら、私は、何をしていたら…
「……とりあえず、家に居ろ…おさまったら、転校…しよ、な?」
優しい声で、囁く様に言う…
「うん…」
私は…どうしたら、いいんだろう
そんなことを、
考えている間に、眠りについた

朝早く起きて、学校に向かう、和也さんは、
私は、寝ていると思ったらしく、まだ寝ている
テーブルに

学校に、行ってきます。

っと書いた紙を置いて、出る
「いってきます…」
そっと和也さんの、寝顔に言う

学校に、着き、教室に入る、
そして、私は、渡辺さんのところに行った…
「あの…」
その一言で、教室が静まり返る
「なぁに?」
不機嫌そうに、渡辺さんが言う
「私の家族を、殺して、平気でいられるんですね?」
嫌味ったらしく言う、
「はぁ?」
渡辺さんは、勢いよく、立ち上がり、私の胸ぐらを、掴んだ
「っ…人殺し!」
そう、大声でいう、言っていて、涙か出てくる
「なに?」
渡辺さんは、仲間で、私を囲む様にして、そのまま、体育館裏に連れていかれた
ドンッ!
勢いよく、壁に叩きつけられる
「っ…いっ…」