「まぁ…それは、さ!さっきも話したし!!」
恭平が空気を変えようとする
そんなこと、話しているうちに、家についた
「ついたよ!!」
車を止めながら言う
「降りよ!!」
やけにハイテンションな恭平が、涼子ちゃんを急かしながら車から下ろす
さっきの一言から、涼子ちゃんはずっと下を向いて黙っている
「入るよ!」
できるだけ優しく声をかける
「ありがとう…」
涼子ちゃんは力無く答える。
その時…
俺の携帯が鳴った…
画面をみると、マネージャーの名前…
みんなはそれを悟ったのか
「先中入ってるね!!」
っと優しく声を掛けてくれた

電話に出る
「はい…」
「もしもし!河原だけど…だいたいわかるよな?」
いつもは敬語の河原くんだけど、ちょっと怒ってたりすると、敬語ではなくなる
「はい…」
「っで!!どうするつもりですか?。」
やっと、怒りが収まったのか敬語だ
「あの。俺はあの子を守りたいんです!男として!俺だって人間です!あの子を守りたいんです」
だんだん声に力が入らなくなる…俺…ないてんのかな?
「……気持ちは、かわりませんね?」
「はい!」
「なら、上は僕が説得します、頑張ってくださいね」
「はい」
冷たい機会音がなる
戻らなきゃ…家に

ガチャ
扉を開ける、
リビングにいくと、みんなそれぞれ、くつろいでいた
でも、一人だけ、涼子ちゃんだけが、きちんと正座をして、座っている
「いいよ、涼子ちゃん…くつろいで…つかれたでしょ!」
俺が声をかけた
「はい…」
っと小さく返事をして、少し足を崩した
そこで
「あの…さ、言いたく、なかったら、いいんだけど…教えてくんない?俺らに…明らかにその制服…自分で、破ったり、汚したりしたわけじゃないよね、何もなかった。ってことはないよね?」
真剣な俺らの空気を悟ったのか、他のメンバーも集まって来た

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真剣な和也さんの顔を見て、この人なら…っと思い、話し出した
「あの…早速ですけど…一年前に、私は、イジメのターゲットになりました」