「立っちゃ…ダメ…」
何もできずに、呆然と、見つめているしか、できない…
「肩…かして…くれる…ハァハァ…か?」
「うん…」
バタッ…
肩を貸すが、和也さんは力付き、倒れた
その時!
「おい!和!」
メンバーが、走ってきた。
安心したのか、そのまま、私は気を失った

目を開ける…
そこには恭平さんが居た
「和也さんは?…私の…せいで…」
すぐ起き上がって聞く
「大丈夫…大丈夫だから…処置も早かったし…2.3日で、退院できるって。」
「あ…良かった…でも…私…」
「あいつ、から電話があった時、びっくりしたよ!それでみんなに伝えた。…あいつ…」
恭平さんは、そっと泣いた…

ガラッ
病室の扉が開く
「大丈夫だって…言ったろ?」
ヨロヨロと和也さんが、入ってきた
「あ…」
私は涙が止まらなくなった
「泣くなって。」
頭を撫でながら言う
「だって…私のせいで…」
「それは、いいから、…な?、もう泣くな。」
「うん…」
和也さんは、恭平さんのほうを、見て
「お前もかよー」
っと笑った
「それより、和、もう、歩いて良いのかよ…」
っと恭平さんが、誤魔化した様に言う
「ああ、もう。2日だってるし。もう退院出来るって!」
もう、2日…2日も眠ってたんだ…私…
「それより、回復、早くね?」
「そんなことねぇーよ」
っと、笑顔で話している。
本当に、大丈夫なのかな?
そんなことを、考えていると、
いきなり、和也さんが、顔を、覗き込んできた
「わぁっ!」
「大丈夫か?」
「あ…はい…」
和也さんはニコッと笑って
「今日の夕方には退院したいから、準備しとけよ」
っと言って
恭平さんと病室を出た