玄関に誰もいないのを確認した私は靴をはきながら諒介のことを1人でブツブツとつぶやいていた。


笑みを隠せなくて、ニヤニヤしながら外にでる。


「諒介、遅すぎて帰っちゃったかな~。」


期待と不安の気持ちで裏庭まで走っていった私は、その後にあんな光景を見るとは思わなかった。





裏庭に近づいていくと諒介の姿が見えてホッとした気持ちでいっぱいで肩の力を抜いた私は諒介の隣に女性がいることに気がついた。


ベンチに座り2人の顔が近くなっている。



私は何をしているのか分かってしまった。


「・・・・りょ・・・・う・・すけ・・・」