「ほぉー!じゃぁ一緒の学年かー。」


松田陸は小さく微笑んでから言った。



「お前、俺に惚れたでしょ?」



「え・・・・!?」


な、なにこいつ自分で惚れたとか言ってんの・・・・。



「俺、モテモテだからもう俺を好きになる必要ないから。」


そういって松田陸は倉庫室から静かに出て行った。


私は、呆れてそのまま数分、いや数十分、もしかすると1時間


そこにいた場所に呆然に突っ立ていた。



あいつ・・・人の心読んだの?


信じらんない。あんなこと言われるくらいならこんなところこなきゃよかった。


そう考えるだけで怒りがおさまらなくなってきた。



神田は大好きな場所で最悪な人と最悪な出会いをしてしまいました。