♥♥♥信長の愛しきひと…淡雪のような恋♥♥♥

「どこじゃ!
どこにおる!」



叫びながら 
寝屋に戻るも


「ごほっ
ごほっ……


どこじゃ
我が愛しき女子よ」


景虎は
煙を吸って
その場に倒れそうになっていた。


その時



景虎は 
うつくしい菊の寝顔を

思い出していた。




どんな 
形でもいい



どこかで
生き延びていてくれ



そう思いながら


景虎は
その場にばったりと
倒れていった。