♥♥♥信長の愛しきひと…淡雪のような恋♥♥♥

菊は 
後ろへ下がろうとしたが


襖があって 
これ以上下がれずに


じりじりと距離を縮める景虎に
追い詰められてきていた。




「わたしは

あなたのものに

ならな////」

言葉の途中で


景虎の 
唇が

菊の言葉を発しないように
唇をおおっていった。


菊は
 勢い良く

景虎をはねつけた。


「ふざけんな! 離れて!

死んでも あんたのものになんか

ならない! 一生ね。

最低だよ。こんなの」