♥♥♥信長の愛しきひと…淡雪のような恋♥♥♥


頭をあげた
景虎は
眩しそうに目を細めた。


「そのぶんだと
もう大丈夫か?」



「大丈夫も何も

自分で
牢屋に入れておいて

なんなの?」


「済まなかった

ただ
この想いは

感じた事が無い上に


自分で
整理できぬときておる


何をどうすればよいのか
全てが 
わからんのじゃ」


布団から出ると
景虎は
困ったように笑った。


その笑顔が
やけに眩しくて


菊は
ドキッとしていた。