「私に?
ありがとうございます。
……綺麗」
菊は信長に手をとられ一緒に立ち上がった。
しばらく、菊はホタルブクロを眺めていたが
やがて信長を見上げた。
「あの
信長様。
私を助けたのは
確か
ここでしたよね?」
信長は、溜息をひとつついた。
また
その話とな
「ああ、間違いない。
ここじゃ。
ここで
倒れているそなたを見つけたのじゃ」
信長は言いながら
さも面白く無さそうに
辺りの草を
引き抜いては
乱暴に捨てていた。
ありがとうございます。
……綺麗」
菊は信長に手をとられ一緒に立ち上がった。
しばらく、菊はホタルブクロを眺めていたが
やがて信長を見上げた。
「あの
信長様。
私を助けたのは
確か
ここでしたよね?」
信長は、溜息をひとつついた。
また
その話とな
「ああ、間違いない。
ここじゃ。
ここで
倒れているそなたを見つけたのじゃ」
信長は言いながら
さも面白く無さそうに
辺りの草を
引き抜いては
乱暴に捨てていた。


