♥♥♥信長の愛しきひと…淡雪のような恋♥♥♥


悔しいが、景虎のお陰で
由花もやっと
安心して眠る事が出来たのだった。



早朝
目を開けると

そこには
目をパッチリ開いた景虎が
布団に横になったまま
由花の事を見ていた。


「は……」


由花はじっと見られ
恥ずかしくなって

反対方向に
慌てて寝返った。



「寝られたか?」

実に優しげな口調だった。


「はい」


「それは……なによりじゃ」


そう言うと起き上がり
景虎は 
由花の近くへ来た。