♥♥♥信長の愛しきひと…淡雪のような恋♥♥♥

雷が
どこか近くへ落ちたようで


ドーーーーーンと
大きな音をさせた。


びっくりして
飛び起きた由花。



隣にしかれた布団の上に
大の字になって
いる景虎の姿があった。


寝息が聞こえる。



こんな雷の中
寝られるんだこの人。



由花は
まじまじと
景虎の顔を見つめた。


端整とも言うべき
その顔は 

ほの暗い部屋の中でも
充分に美しかった。




この人
私が怖がってると思って

来てくれて
隣に寝てるだけなのかな?