♥♥♥信長の愛しきひと…淡雪のような恋♥♥♥

「そんなに おあわてに
ならずとも 景虎さまが
教えてくださいますから・・・」


侍女がポッと
頬を染める。


「は?いや・・・教えるとか
そこの問題じゃなくて・・・


好きでもない人と
そう言うの出来ないし

したくないの・・・・

あ!」


そう言った所で
部屋の入り口に
景虎が仁王立ちしているのに
気がついた。


「さがれ!」


その怒りに満ちた大きな声に
侍女達は 
そそくさと
頭を下げて出て行った。


部屋に二人だけになってしまった。