10年以上の時を経てもなお
信長の事を忘れられない由花。



でも、信也は


全てを 
語らない由花の事を


まるごと受け留め
愛してくれている。





結婚の話が出て


由花の心には 
ためらいが 
まだあった。


このまま・・・


信也と結婚して良いものだろうか?と・・・





「信也・・・・


私ね・・・結婚する前に


信也に話があるの・・・


聞いてくれる?」



由花は 
公園のベンチで


事の始まりの洞窟から


信長との出逢い・・・


淡雪のように消えた恋・・・




そして・・・




別れまで


全てを 
隠さずに話した。