10年以上行方知れずの真奈美はというと・・・

戦国の世で景虎に出会い


由花という名前を名乗った真奈美は


その後 
景虎に

「わしの傍に 
いてはくれぬか?」

と言われるまでになり




やがて 

「そなたには 
わしの前から消えて欲しくないのじゃ・・・


頼む・・・
わしの子を産んではくれぬか?

そう願ったのは 
昔 愛が叶わなかった 
おなごと

そなたのみ・・・」


そう切ない顔で懇願され強く抱きしめられた。




だが


重臣達に反対され

由花(真奈美)を正室は 
おろか


側室にする事も叶わなかった。




長尾 由花と名乗り

景虎の寵愛を一身に受け


ひっそりと
囲われるように
小さな屋敷に住んでいた由花(真奈美)。




戦いに行く事の多い
景虎ではあったが


戦が終ると


何をおいても
真奈美の所に帰ってきた。