♥♥♥信長の愛しきひと…淡雪のような恋♥♥♥




「綺麗だなー。由花」


信也は 
由花のウエディングドレス姿を見て
感心していた。



「本当?」


由花は 
満足そうに鏡の中の自分を見た。




一瞬
鏡の中の自分に


馬に跨って 

雨の中 

駆け抜ける信長の姿が
重なった気がした。




「あ・・・・・」


声を上げ
由花は 
口を抑えた。




眩暈がして
倒れそうになった由花を


後ろから


信也が 
抱きとめた。