♥♥♥信長の愛しきひと…淡雪のような恋♥♥♥


「菊・・・・・」


信長の呟きが
菊の耳に届いた。




信長様・・・・


もしや・・・気がついてくれたの?



思い出してくれたの?




「信長様!お早く」


家臣が信長をせかした。





信長は
菊のことを 
気にしながらも


「うむ・・・そうであったな。」


そう言って


最後に

もう一度、菊を見たが





そのまま
馬を走らせて行ってしまった。